20年ぶりに戻ってきた鉄ブログ

小中学生頃までは鉄道が好きな子供でした。それから20年近く封印。小田急ユーザになり、仕事で秋葉原と鉄分豊富な環境により再発。思い入れがあるのは子供時代に過ごした内房線です。

Nゲージ旧車両のライトLED化を試みたが失敗・・・

超久々の更新です。

 

先日秋葉原で見つけたKATOのEH-10(品番305の旧型)。

 

実車は見たことがないものの、マンモスと呼ばれた重連、黒い車体と独特の顔が印象的で、不思議といつか手にしてみたいと思っていたのがこのEH-10。

 

それほど拘りがあるわけではないので、旧型のもので良いと思っていたところ、3000円程度で見つけたので購入。

 

 

なかなか良い。

 

やはり電球の暗さが気になるので、予てよりやりたかったLED化をこの機に試してみた。

今回は失敗したが、備忘録としてまとめておく。

 

ボディを外すのになかなか苦労した。

ライト基板には、ダイオードと電球がついているのみ。

 

 

LED化にあたって回路をどうするか。

LEDに最大の12Vの電圧をかけると壊れそうだが、調べた感じ、定電流ダイオード(CRD)で電流制限するだけでうまくいっている実例もあるようだ。

もしCRDとLEDだけで済むのであれば、元の基板の部品を入れ替えるだけで実現できるので都合が良い。というわけで、ダメもとでまずは一番シンプルな構造で試してみることにした。

なお、コントローラーはTOMIXのN-1001-CL。

 

部品はいつか秋月電子で購入してあったもの。

定電流ダイオード(CRD) 18mA

秋月電子で購入

型番E-183

LED

電球色

Vf: 2.9-3.6V

If(max):30mA

OSM5YK3131A

たぶん秋月?

 

とりあえず実験。これで良さそうだ。(と誤認した)

振り返ればここでしっかりコントローラーの出力全開や、逆電圧などテストしておけばこの段階で気がつけたものだと反省。

(ソフトウェアのテストと一緒でハードウェアこそ早い段階のテストが重要と痛感)



手前がCRDとLEDに換装したもの。


LEDは根元の出っ張りで高さが合わなくなるので、そこだけルーターで削っている。

 

取り付けも良い感じで、ここまでは良かったのだが、

 

実際に車両を組み直してテストしていたところ、

まず反対向きの走行(逆方向電圧で消灯時)にうっすら点灯し、ちらつく現象があった。

おそらくこれはモータによる逆起電力が原因。

これを抑えるためにはコンデンサも入れたほうが良さそうである。また、それによりTOMIXの定点灯対応もできるはず。

 

さらに正転、逆転を繰り返して出力を上げ下げしているうちに、順方向で出力を大きくしたときに突然LEDが点かなくなってしまった。

 

可能性として今のところ2つありそう。

1つは、やはりLEDが12Vの電圧に耐えられなかった。

もう1つは、LEDは逆方向電圧に弱いらしく、それに耐えられなかった。

 

今回は順方向電圧をかけている最中に切れたので、前者な気がしたものの、他の方々の実例を見るに、逆方向電圧が原因の可能性の方が高いかもしれない。

この場合、さらにLEDを保護するためのダイオードも入れたほうが良さそうである。

参考:電球テールのLED化

 

うーん、こうなると、やはりオリジナルの基板にそれだけの回路を搭載するのは難しいので、それなりの手間がかかりそうだ。

 

一方、既に試行錯誤された成果物が一個500円程度で売られているものもある。機関車1両あたり1000円程度で一瞬高い気がするが、時間も含めたコストを考えるとそれを頼るほうが得策。

 

というわけで、今回のような小さな基板の場合は、先行した方々の成果を購入させていただくほうが賢明。

次回はスペースに余裕がある車両で今回の問題を対策して試してみたい。